病院の内部告発のニュース
厚生労働省が千葉県の医療機関の手術で死亡事故が相次いでいることや、歯科医が無資格で麻酔をしていることを知らせる内部告発を受けながら、調査していなかったという新聞を見ましたが、
怖いですね。勇気を出して内部告発しても握りつぶされるのでは、国民は安心して生活できないですね。まだまだ氷山の一角のような気がしますが、病院の内部の事は一般人には到底わからない事なので、マスコミに頼るしかないのでしょうか。
(以下朝日新聞より)
厚生労働省が千葉県の医療機関の手術で死亡事故が相次いでいることや、歯科医が無資格で麻酔をしていることを知らせる内部告発を受けながら、調査していなかったことが朝日新聞の調べでわかった。同省では内部告発を放置する例が相次いで発覚しており、専門家は「医療機関との癒着を疑われても仕方ない」と指摘している。
内部告発をしたのは、2010年9月まで千葉県がんセンターに勤めていた麻酔科医の志村福子さん。同センターで医師が行うべき麻酔を歯科医が日常的に行っていること、腹腔鏡手術で死亡事故が相次いでいることを告発する内容のメールと文書を11年2月、公益通報者保護法に基づいて内部告発を受け付ける厚労省の行政相談室に送った。
ところが、相談室は志村さんがすでに退職していたため、「保護法に基づく内部告発ではない(法律が保護する『労働者』ではない)」と判断。文書を送り返し、管轄の千葉県に告発するよう伝えた。
厚労省によると「無資格麻酔」は医師法違反の恐れがあり、メールは相談室から担当の医政局に送られたが、対応を検討したかを確認する記録は残っていないという。医政局は「公益通報制度の枠組みに沿って対応した。制度が変わらない限り、あれ以上の対応は難しかった」と説明。当時担当だった医政局の岩渕豊・元総務課長は「告発があったか記憶になく、コメントできない」と話している。
その後、千葉県警が医師法違反(無資格医業)容疑で捜査に着手し、当時の手術管理部長と歯科医を書類送検。千葉地検は12年3月、犯罪事実を認定した上で起訴猶予処分とした。腹腔鏡手術の際の死亡事故は告発後も相次ぎ、千葉県が先月22日、第三者委員会で調査を始めると発表した。
この記事を監修した行政書士
P.I.P総合事務所 行政書士事務所
代表
横田 尚三
- 保有資格
行政書士
- 専門分野
「相続」、「遺言」、「成年後見」
- 経歴
P.I.P総合事務所 行政書士事務所の代表を務める。 相続の相談件数約6,000件の経験から相談者の信頼も厚く、他の専門家の司法書士・税理士・公認会計士の事務所と協力している。 また「日本で一番お客様から喜ばれる数の多い総合事務所になる」をビジョンに日々業務に励んでいる。