遺産10億相続の夫殺害容疑者、先物で多額損失
こんなニュースがありました。
京都府向日市で昨年12月、無職筧勇夫さん(当時75歳)が青酸化合物によって殺害された事件で、妻の千佐子容疑者(67)(逮捕)が数年前から、結婚や交際していた男性らの遺産の大半を先物取引などに投資していたことが、捜査関係者らへの取材でわかった。
その結果、多額の損失を出していたといい、府警は、筧さんの遺産目的の犯行とみる根拠の一つとしている。府警は20日午後、千佐子容疑者を殺人容疑で送検した。千佐子容疑者は否認している。
捜査関係者によると、千佐子容疑者は4回結婚しているが、過去 の名字などでの十数の預貯金口座を所有。府警が口座の金の出入りを調べたところ、受け取った遺産は約10年間で約10億円に上っていた。多くは先物取引や 外国為替証拠金取引(FX取引)など投機性の高い金融商品への投資に使われていたが、残高はほとんどなかったという。
千佐子容疑者は逮捕前、遺産額について「億は言い過ぎ。全部で8000万円ほど」と話し、投資は「(2006年に69歳で死亡した)2番目の夫に教えてもらった。遺産の半分ぐらいを使ってしまった。すごく嫌な思い出」と答えた。
この記事を監修した行政書士
P.I.P総合事務所 行政書士事務所
代表
横田 尚三
- 保有資格
行政書士
- 専門分野
「相続」、「遺言」、「成年後見」
- 経歴
P.I.P総合事務所 行政書士事務所の代表を務める。 相続の相談件数約6,000件の経験から相談者の信頼も厚く、他の専門家の司法書士・税理士・公認会計士の事務所と協力している。 また「日本で一番お客様から喜ばれる数の多い総合事務所になる」をビジョンに日々業務に励んでいる。