他人から15億円相続した芸人、祖母の友人との会食から始まった希有な体験
“カスタネット芸人”こと前田けゑ(33歳)が、5月7日に放送されたバラエティ番組「ヨソで言わんとい亭」(テレビ東京系)に出演。あるとき祖母に友人を紹介され、その友人に養子入りした結果、遺産15億円を相続したという仰天エピソードを語った。
前田によると、20歳で大阪から上京し、東京で売れない芸人をしていたあるとき、実の祖母から久々に連絡があったそう。「ちょっと会って欲しい人がいるんや」。そう言われて名古屋に行き、面識のない祖母の友人を交えた3人で会食した。
もともと4人兄弟の三男で、おばあちゃんっ子だったという前田。初めての会食ですぐに祖母の友人とも打ち解け、以降、年に数回のペースで3人で食事をするようになったそうだ。すると何度目かの会食で、身内が全くいない祖母の友人から養子の話が出た。ずっと相談に乗っていた祖母からも「名前を継いであげて欲しい」と言われ、「90歳前のおばあちゃん2人に真剣に頼まれた」という前田は、これを二つ返事でOK。その足で区役所に行き、親にも相談しないまま届けを出したという。
その後、養子になってからは週に3日のペースで東京から名古屋へ通う生活に。そして養母の体調が悪化してからは、7年ほどの間、献身的に介護をしていたそうだ。そうしている間に、この養母がマンション経営などをしている資産家だと判明。介護をする傍らで、経営を勉強しながら事業のサポートをしていたが、そんな養母も2012年に他界し、結果として某駅の駅前1,000坪を超える土地とマンション、ビル、駐車場4つ、合計約15億円分の遺産を相続することになった。事業を手伝ってはいたものの、そこまでの資産があるとは、亡くなるまで知らなかったそうだ。
この一連のエピソードは、話のスケールが大きいためか、あまり信じてもらえないそう。今回は証拠として相続税納税時の領収書を持参、そこには約4億4,500万円の数字が記載されていた。
なお、現在の収入は不動産収入が月350万円、経営するバーが月150万円ほど。芸人としての収入は、昨年は5万円(事務所のイベント司会2回のみ)とのことだ。
この記事を監修した行政書士
P.I.P総合事務所 行政書士事務所
代表
横田 尚三
- 保有資格
行政書士
- 専門分野
「相続」、「遺言」、「成年後見」
- 経歴
P.I.P総合事務所 行政書士事務所の代表を務める。 相続の相談件数約6,000件の経験から相談者の信頼も厚く、他の専門家の司法書士・税理士・公認会計士の事務所と協力している。 また「日本で一番お客様から喜ばれる数の多い総合事務所になる」をビジョンに日々業務に励んでいる。