終活:死後の話題は不謹慎なようで切り出しづらい
(記事引用元:http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20151026/ecn1510260830001-n1.htm)
タブーという意識は年々薄れている。危機感を持って早めの行動を。
「健康面を気にして、長生きする気満々の父に、葬儀の話は切り出しにくくて、亡き後のことについて切り出せなかったんですよね…」
せめて元気な時なら話しやすかったとAさんはため息をつく。
しかし、いずれは話さなければならないこと。老いていくほどに話しにくくなるので、むしろ元気なうちに話し合いの機会を設けるべきだろう。
遺言書もなく、故人の意思も不明となれば、骨肉の争いは必至。「自分たちが困る」という危機感を持ちたい。
ところで、終活の話題を本人はどれくらい気にしているのだろう。
首都圏の葬祭事業社「くらしの友」の調べによると「葬儀、葬儀後について故人と生前に相談していましたか」の問いに、「故人を交えて相談していた」が16.8%で2010年から1.8ポイント増、「家族の間では相談していた」は24.8%で4.5ポイント増と、相談する家庭はわずかながらも増加の傾向にある。それだけ、タブーという意識が薄れているとも読み取れる。
中には、進んで終活イベントに参加したり、自ら葬儀のプランニングする人もいるほど。話してみれば、案外本人は気にしてないのかもしれない。
それでも切り出しにくいなら、「知り合いはこんな葬儀プランを立てたんだって」と、世間話に終活の話題を交ぜて反応を探ってみてはどうだろう。
ハムスターの独り言。
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この記事を監修した行政書士
P.I.P総合事務所 行政書士事務所
代表
横田 尚三
- 保有資格
行政書士
- 専門分野
「相続」、「遺言」、「成年後見」
- 経歴
P.I.P総合事務所 行政書士事務所の代表を務める。 相続の相談件数約6,000件の経験から相談者の信頼も厚く、他の専門家の司法書士・税理士・公認会計士の事務所と協力している。 また「日本で一番お客様から喜ばれる数の多い総合事務所になる」をビジョンに日々業務に励んでいる。