力道山の遺族が40億円の遺産を失ったことを告白 現在は6畳のアパート暮らし
「爆報!THE フライデー 」(TBS系)で、力道山さんの遺族が、遺産を全く相続できなかった実態が明かされた。
番組では「間違いだらけの遺産相続 資産40億円はどこに消えたのか?」と題して、昭和の大スター、力道山さんの遺族の現在を取り上げた。
力道山さんは、戦後まもなく、日本初のプロレス世界戦を開催。外国人レスラーと対決して勝利する姿は多くの国民を魅了した。ところが、力道山さんは1963年の12月、ナイトクラブで腹部を刺され亡くなってしまう。
番組スタッフは、現在67歳になる力道山さんの息子、百田光雄さんを取材した。やや古びた東京・浅草のマンション(家賃8万円、6畳1K)には、光雄さんとその妻、さらに力道山さんの孫になる力さんが暮らしていた。力さんが借りた部屋に、両親が頻繁に訪れ寝泊まりしているのだとか。
また、幼少期は都内の豪邸で不自由のない暮らしをしていた光雄さんの自宅は、茨城県の畑に囲まれた一軒家だそうだ。
当時の力道山さんの遺産は、東京・大田区1000坪の豪邸、数々の高級外車、自らの名前をつけた高級賃貸物件。さらに、渋谷の大型スポーツ施設、相模湖に建設途中のゴルフ場など、当時の価値で40億円以上だったという。
ところが、遺族は間違いだらけの遺産相続をしてしまったそうだ。力道山さん39歳の急死は遺言書もなく、遺族は当時まだ未成年、妻もまだ22歳だった。そんな遺族に次々と怪しげな人物が近づいたそうだ。
また、遺族は、力道山は当時4億5千万円以上の借金を抱えていたが、遺産のほとんどは不動産だったため、それらも安く買い叩かれてしまったらしい。さらに、相続税が23億円にも上ったとか。
ところが、遺族は相続放棄の手続きも知らず、すべての遺産を手放すことになってしまったという。その後、遺族は20年かけて、債務整理を終えたとのことだ。
この記事を監修した行政書士
P.I.P総合事務所 行政書士事務所
代表
横田 尚三
- 保有資格
行政書士
- 専門分野
「相続」、「遺言」、「成年後見」
- 経歴
P.I.P総合事務所 行政書士事務所の代表を務める。 相続の相談件数約6,000件の経験から相談者の信頼も厚く、他の専門家の司法書士・税理士・公認会計士の事務所と協力している。 また「日本で一番お客様から喜ばれる数の多い総合事務所になる」をビジョンに日々業務に励んでいる。