⑳もめる相続には、法則がある!?
たくさんの相続から導き出したこと
大阪や豊中、最近では守口の方面から多くのご相談を頂いておりますが、
相続でもめてしまっているという方も少なくありません。
もめるといっても、紛争レベルでなく、話が進まなくなっているくらいのものが多く存在しています。
多くの相続の相談を聞いていると一定の法則のようなものを感じ取るようになりました。
今回は、なぜ話が進まなくなってしまうのか?に着目してみました。
カギを握るのは相続手順
多くは、相続手順のミスです。相続人が同意をしてくれれば安心なので、うかつに自分にとってメインとなる遺産を確保しようと、先走って話をしてしまいます。特に居住している不動産などもその1つです。
不動産は、私が住み続けるから、もらってもいいよね?などと切り出された方は、どんな気持ちでしょう?自分だけメインなるものを確保しようとしている・・と、良い印象は与えませんよね。
何から始めればいいか
手順はかならずまず第一に、戸籍をすべて収集してください。(周知していなかった相続人がいる可能性があります。)それと同時に、財産全てを洗い出し財産目録を作成すること。不動産は分からないから・・・ではだめです。少なくとも固定資産税の評価額は分かりますよね。すべて数値化してください。そのうえで、相手方に財産は全部でこれだけあるんだけど、私はこの先も不動産に居住していきたいから、あとの預金で全体の相続割合の均衡をはかりたい、等の相手が一方的に云われ不安になる事を防ぎます。
この手順を踏まずに部分協議に持ち込む方が、非常に多いので、注意してください。
手順だけで回避できる相続の争いは数多くあるのです。
次回は、なんと!?1分でできる自筆証書遺言!!?
についてお話しましょう。
ハムスターの独り言。
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この記事を監修した行政書士
P.I.P総合事務所 行政書士事務所
代表
横田 尚三
- 保有資格
行政書士
- 専門分野
「相続」、「遺言」、「成年後見」
- 経歴
P.I.P総合事務所 行政書士事務所の代表を務める。 相続の相談件数約6,000件の経験から相談者の信頼も厚く、他の専門家の司法書士・税理士・公認会計士の事務所と協力している。 また「日本で一番お客様から喜ばれる数の多い総合事務所になる」をビジョンに日々業務に励んでいる。