空家の所有者は10年前に他界。そこに住み続けている長男。転勤になったので売りたいなあ。このままで売れる?第1話~増え続ける空家の売却で気をつけること
大阪相続遺言相談センターです。
毎日のように、相続にまつわるご相談をお受けしている大阪相続遺言相談センター。
そんな多くの相談には、最近発生した相続のこともあれば、何十年も前に相続が発生していますが、その手続きが残っているがどうしたらいいか?という相談もあります。
そんななか増え続けている「もう住まない家、もうだれも住んでいない家」を売りたいのです、という相談がありました。
今回は、相談をお受けした時点から、サポートが終わる時までのストーリーをお伝えしたいと思います。
自宅を売りたいのですが・・・
近畿地方の山村に住んでいる30代の男性Aさんが、センターへ相談にこられました。
相談員にAさんは「私が住んでいる家、すぐに売りたいのですが、、、、」と開口一番おっしゃいました。
相談員は「あれ?相続の相談ではないのかな?」という気持ちがよぎりましたが、続いてお話をお伺いすると
不動産は、相続登記をしないと売ることができない
「実はその家、おじいちゃんの名前のままなんですよ。先日不動産屋さんにお願いして売りに出したのですが、不動産屋さんいわく、このままでは売ることができません。相続の手続きしてくださいとのことなんです。祖父の名義のままでは売れないんですか?」
とのこと。
そこで相談員はAさんに「不動産の名義人が死亡した場合、その相続人名義に「相続登記」を済ませない限り、売れません。信託などの場合の例外はありますが。」と答えました。
Aさんは、「ではその手続きしてください。お願いします」とのこと。
私たちは、協力先の司法書士をご紹介して、相続登記をしていただくこととし、私たちは相続手続のサポートをさせていただくことになりました。
まずはなにから始めるのでしょうか。続きは次回のお楽しみに。
この記事を監修した行政書士
P.I.P総合事務所 行政書士事務所
代表
横田 尚三
- 保有資格
行政書士
- 専門分野
「相続」、「遺言」、「成年後見」
- 経歴
P.I.P総合事務所 行政書士事務所の代表を務める。 相続の相談件数約6,000件の経験から相談者の信頼も厚く、他の専門家の司法書士・税理士・公認会計士の事務所と協力している。 また「日本で一番お客様から喜ばれる数の多い総合事務所になる」をビジョンに日々業務に励んでいる。