~今年(2020年)を勝手に振り返ります!相続・遺言プロフェッショナルの独り言~
大阪相続遺言相談センターです。
大阪相続遺言相談センターです。
いよいよ12月も後半に差し掛かりました。
今年はいつもとは違う年末、そしていつも以上に人と人とのつながりが大切に感じられる年ですね。
前向きに楽しく思いやりの心を忘れずにいたいワタシです。
ところで今回は、相続専門事務所である大阪相続遺言相談センター(運営:P.I.P総合事務所)の相談員としてワタシが今年を振り返りまして、
大きな法改正と実際のところどうなの?!という観点で勝手に意見と感想を述べます。
来年に想いを馳せながらつぶやきます。
<相続法改正のうちどんな質問や相談が多かったのでしょうか>
今年は相続に関する法改正のオンパレードでした。
2019年の「自分で書く遺言書の形式が変わる法改正」に始まり今年まで、下記のような改正がありました。
では上記①~⑩までのなかで、どんな質問や相談が多かったのかをちらっとお見せしますね。
①について
この改正は自分で書く遺言書、つまり自筆証書遺言書の形式について、それまでは全文自筆でなければ
ならなかったところ、改正後は本文を自筆で書かなければならないことは変わらないのですが、
パソコンで作成した財産目録、登記事項証明書、通帳コピーを別紙として添付することができるように
なり、遺言書を作る人の労力が緩和されたという内容です。
これに関しての質問で多かったのは
「どこまで自分で書かなければならないのか、はっきりわからない」
「財産目録や通帳コピーにはハンコはいるのか」
ということでした。
これらについては、過去の大阪相続遺言相談センター(運営:P.I.P総合事務所)スタッフ日記をご覧くださいませ。
民法(相続法)改正(2018年7月6日成立、同年7月13日公布)について③ ~自分で書く遺言書が楽になった?!~ | 大阪相続遺言相談センター (pip-souzoku.com)
➁について
預貯金の仮払い制度の創設という改正についての質問で多かったのは
「一つの金融機関でいくらまで出せるのですか?」
「ほんとうにほかの相続人の了承なしでできるんですか?」
「葬儀費用以外のどこまで使えるんですか?」
これらについても、過去の大阪相続遺言相談センター(運営:P.I.P総合事務所)スタッフ日記をご覧くださいませ。
民法(相続法)改正(2018年7月6日成立)について10 ~葬儀費用を立て替えた場合など、先に仮で払い出しができる制度ができた!~ | 大阪相続遺言相談センター (pip-souzoku.com)
③について
特別寄与制度については、
「自分がその対象者なのですか?」
「いくらくらい請求してもいいのですか?」
「請求手続はどうしたらいいのですか?」
という質問が多かったです。
これらについても、過去の大阪相続遺言相談センター(運営:P.I.P総合事務所)スタッフ日記をご覧くださいませ。
民法(相続法)改正(2018年7月6日成立)について13 ~ 特別の療養介護をした親戚も相続分もらえるかもしれなくなった?!~前半 | 大阪相続遺言相談センター (pip-souzoku.com)
民法(相続法)改正(2018年7月6日成立)について14 ~ 特別の療養介護をした親戚も相続分もらえるかもしれなくなった?!後半~ | 大阪相続遺言相談センター (pip-souzoku.com)
④について
20年以上連れ添った配偶者(戸籍上確認が必要)に、生前に贈与された居住用財産は
相続手続きのときに持ち戻さなくてよくなったという改正です。
この改正で多かった質問やご相談は
「この贈与をしておくのを忘れたので、いまからでも間に合いますか?」
「2000万円までの非課税はどうやって計算したらいいんですか?」
「配偶者とは事実婚でもいいのですか?」
というものでした。
これらについても、過去のセンタースタッフ日記をご覧くださいませ。
民法(相続法)改正(2018年7月6日成立)について9 ~20年以上婚姻期間のある配偶者へ先に自宅をあげた場合について改正があった!~ | 大阪相続遺言相談センター (pip-souzoku.com)
⑤について
「相続登記は急がなければならない理由はあるんですか?ほうっておいても支障ないでしょう?」
という質問が多かったです。
これについても、過去の大阪相続遺言相談センター(運営:P.I.P総合事務所)スタッフ日記をご覧くださいませ。
⑥について
遺留分を請求された場合は、金銭に置き換えて相手に支払えばいいという改正なのですが、次のような質問や相談が多かったです。
「遺留分の請求のしかたは?」
「遺留分の計算方法と査定方法は?」
「遺留分を請求されたら、絶対従わなくてはならないんですか?」
「お金がない場合はどうやって相手にしはらったらいいんですか?」
これについても、過去の大阪相続遺言相談センター(運営:P.I.P総合事務所)スタッフ日記をご覧くださいませ。
民法(相続法)改正(2018年7月6日成立)について6 ~遺留分(いりゅうぶん)制度が変わる!具体例を挙げて説明します~ | 大阪相続遺言相談センター (pip-souzoku.com)
⑦について
この改正についての質問や相談はありませんでした。
⑧⑨について
次のような質問が多かったです。
「配偶者居住権の算定方法は?」
「相続人のうち配偶者居住権を認めないと言ってきた人がいたらどうしたらいいんですか?」
「配偶者居住権付きの家を売る場合は価値が下がるんですか?」
「配偶者居住権には2種類あるということですが、どう違うんですか?」
これらについても、過去の大阪相続遺言相談センター(運営:P.I.P総合事務所)スタッフ日記をご覧ください。
民法(相続法)改正(2018年7月6日成立)について8 ~配偶者居住権ができた!前半~ | 大阪相続遺言相談センター (pip-souzoku.com)
⑩について
次のような質問や相談が多かったです。
「自分で書いた遺言書を法務局へ保管したいので、内容をチェックしてほしい」
「公正証書遺言書とこの制度と、自分にはどちらがいいんですか?」
「この制度を使って保管してもらった遺言書で、本当に大丈夫なんですか?」
これらについても、過去の大阪相続遺言相談センター(運営:P.I.P総合事務所)スタッフ日記をご覧ください。
民法(相続法)改正(2018年7月6日成立)について④ ~自分で書いた遺言書を法務局で保管してもらえる!~ | 大阪相続遺言相談センター (pip-souzoku.com)
このように大改正の年でしたが、センタースタッフのワタシの感想はただ一つ
「法が改正されても相続での悩みは変わらない。。。。」
です。
そうなのです。
法改正があっても相談内容や悩むポイントは変わっていません。
今日のスタッフ日記はどうでしたか?
大阪相続遺言相談センター(運営:P.I.P総合事務所)では面談でもオンラインでも相続相談受付中です。
今年の悩みは今年のうちに。年末までに気になることを解決しておきませんか。
では次回もお楽しみに!!
この記事を監修した行政書士
P.I.P総合事務所 行政書士事務所
代表
横田 尚三
- 保有資格
行政書士
- 専門分野
「相続」、「遺言」、「成年後見」
- 経歴
P.I.P総合事務所 行政書士事務所の代表を務める。 相続の相談件数約6,000件の経験から相談者の信頼も厚く、他の専門家の司法書士・税理士・公認会計士の事務所と協力している。 また「日本で一番お客様から喜ばれる数の多い総合事務所になる」をビジョンに日々業務に励んでいる。